熱中症対策に真夏の冷たいハンドバスのやり方

2018年の夏は、猛暑で熱中症の予防が叫ばれていますね。

普段日傘や帽子をかぶっていない人も、この夏は工夫をしたほうが良さそうです。

そしてご家族が暑さで顔が真っ赤になって帰ってきたら、ぜひ冷たいハンドバスでお迎えしてあげてください。

真夏の冷たいハンドバスのやり方

1)ボウルに水(10度から15度)を入れる

2)5分から10分程度手のひら側をしっかり水につける

これだけで深部体温を下げる効果が期待できます。

真夏の水道は場所によって27度くらいになってしまうこともあるので、氷やアイスパックを使って水温を下げる必要があります。

ハンドバスで深部体温が下がる理由

人間の体には、温度調節をするためのAVA血管が存在するといいます。※動静脈吻合(Arteriovenous Anastomoses)AVA血管

出典:NIKKEI STYLE

血管は普通全身に酸素と栄養素を運ぶ役割をしていますが、このAVA血管はその役割は担わず、体温調整を主な役割をしているというのです。

人間は恒温動物のため、深部体温を一定に保たなければ生きていけません。そのため、外の温度差によって寒い時はAVA血管を縮めて血流を減少させ、暑い時はAVA血管を広げて放熱を促しているのです。

冷やすポイントはAVA血管のある手、足、顔

このAVA血管があるのが、手のひら、足の裏、そして顔です。ですから熱中症予防としては、ハンドバスだけでなくフットバス、顔を冷やすことも効果があるといえるでしょう。

出典:NIKKEI STYLE

一般的には大きな血管が通る脇、そけい部、首を冷やすことが知られていると思いますが、皮膚の表面積からいうと人の体幹部の表面積:容積比を1とした場合、腕は5倍、手は10倍、手指は22倍、そして足趾では69倍も大きいといいます。(出典:神戸女子大学・平田耕造教授論文より)

そのため手足で効率的に放熱がうまくおこなわれると、深部体温を保ちやすくなり熱中症を防げるというわけです。

おもてなしクールハンドバスのひと工夫

暑い中来てくださった来客をもてなすのにクールハンドバスは最適です。

【アロマのおもてなし~夏のクールハンドバス】

大人の場合、なんといっても冷却効果のあるペパーミント精油が喜ばれるでしょう。毛穴の汚れをとる効果も期待できる重曹に、好みの精油を垂らして水によく溶かしてから入浴します。

材料:ペパーミント精油1滴+ラベンダー・アングスティフォリア精油+重曹大さじ1杯

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ペパーミント精油のプロフィール

学名:Mentha piperita

科名:シソ科

主要成分:モノテルペンアルコール類(ι-メントール)、ケトン類(ι-メントン他)

精油の特徴:メントールの香りでおなじみのペパーミント精油は目覚めのアロマにぴったりです。メントール、メントンともに大変刺激の強い成分で、子どもには使用できませんが、皮膚のかゆみ、じんましん、関節痛、リウマチ、腱鞘炎、打撲、テニス肘、肉離れ、捻挫など幅広い痛みと炎症をサポートしてくれる精油です。

禁忌:3歳未満、妊産婦、授乳期、てんかん、高血圧、シソ科植物アレルギー

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ラベンダー・アングスティフォリア精油のプロフィール

学名:Lavandula angustifolia

科名:シソ科

主要成分:エステル類(酢酸リナリル)、モノテルペンアルコール類

精油の特徴:主な成分である酢酸リナリルには、太陽神経叢(自律神経系叢神経節内で最大の神経節)の鎮静作用があり、ストレスや不眠症に効果的です。ラベンダーの種類によっては酢酸リナリルが含まれていないので、安眠のために使う場合はangustifoliaを選びましょう。

スキンケアに関しては、ストレスで肌にトラブルが出やすい方にぴったりで、ニキビだけでなくじんましん、できもの、乾燥性湿疹にも良く、アトピー性皮膚炎などをお持ちの方にも好まれる精油です。

禁忌:シソ科植物アレルギー、その他1%以下の使用で禁忌なし

ハーブのおもてなし冷たいハンドバス

外から真っ赤な顔をして帰ってきたお子さんには、精油よりもフレッシュハーブがオススメ。お庭にミント系のハーブがあれば、それをうかべてあげましょう。葉っぱのうらを指でこすって一緒にミントの香りを楽しんでくださいね

材料:生のミント

じっとしていないお子さんにぴったりの氷のハンドバス

小さなお子さんの場合5分間じっとさせるのは難しいので、こんなアイディアはいかがでしょうか?

カップにお花や子どもの好きなキャラクターのおもちゃをいれて凍らせておきます。その氷をハンドバスにうかべて温度調節をおこないます。

材料:カップ、お花やおもちゃ

まとめ

いかがでしたか?ハンドバスというと温めるものだと思いますが、猛暑には冷たいハンドバスを思いだしてくださいね。

AVA血管のある手や足を冷やすことで効率的に深部体温を下げる効果が期待できます。

来客へのもてなしにも、喜ばれること間違いなしです。

この夏は、楽しく熱中症予防で猛暑をのりきりましょう!

 

文:一般社団法人日本エナジーハンド協会 宝官明子