温活でふっくら温かい手になろう!今すぐ手を温める方法

ほんのりピンク色でふっくら温かい手って「シアワセ」な感じがしますよね。冷え症さんも、今すぐ!簡単に手を温める方法で「温かい手」を手に入れてくださいね

ところで今、手が冷たいですか?

気温が低い、栄養不足、運動不足、筋力不足、睡眠不足、脳疲労(緊張・ストレス)、首肩のコリのいずれかに当てはまりませんか?

手が冷たいということは、脳が緊張している証拠。緊張している時は、手は冷たく白っぽく固くなります。逆にリラックスしている時は、指先まで血流が増えるため赤みを帯びてふわっと柔らかく温かくなります。

まずは心を落ち着けて副交感神経優位になるように、5つのステップでリラックスのスイッチを切り替えるところからまいりましょう!

 

深呼吸して頭をカラっぽにする

頭をからっぽにして大きく深呼吸!

体温調節に大きく関わっている自律神経は「狩猟モード」の交感神経と「リラックスモード」の副交感神経優位とがあり、シーソーのように拮抗しながらバランスをとって体内を整えています。脳のリラックス=副交感神経優位の状態。手が冷たいということは自律神経が交感神経優位になっているということ。まずは、深呼吸をして副交感神経優位のリラックス状態に自分をもっていくことが大切です。

指先まで温かさが満ちあふれるようにイメージしながら息を吐いて、吐ききったら自然に鼻から息を吸います

「今はリラックスしていい時間だよ」と脳に伝わるように、できるだけ深く大きく呼吸することがポイントです。早い呼吸は心拍を上げて交感神経優位にし、更に緊張を高めてしまいます。

熱の材料を入れる

温かい飲み物

Detail of honey and lemon with sunny house interior in background

体温をつくる材料は、食べ物、飲み物のカロリーです。そして脳のエネルギー源はブドウ糖です。人間は深部体温を37度に保つように体温調整中枢に記憶されています。体幹部の体温が足りなくなると、末端部分である手や足への血流を減少させて体温の放熱を防ぎます。ですから空腹時はまず手足が冷たくなります。逆に満腹時には熱の材料が充分で、消化を促進しようとしますので、副交感神経優位となり血管が弛緩して手先まで温かくなります。

カロリーが足りないということは体にとって危機ですので、交感神経優位にして狩りをして食料をゲットしてきて!という命令が出ます。おなかいっぱいで、満たされていて危険はないよ、と脳にお知らせするためにも、まずは体が温まるカロリーのある飲食をしましょう。温かさが持続するオススメドリンクはとろみと甘味のあるものです。⇒今すぐ!手を温める飲み物~シナモンで毛細血管若返り♪

●葛湯

●ショウガはちみつレモン

●ホットココア

自動販売機であれば、コーンスープ、お汁粉など。コーヒーや緑茶は利尿作用も高く血管を収縮する作用があるので選択肢があるなら別のもので。

ただしこれは「今すぐ」温めたい時のお話しで、長期で冷えを改善するために常飲するなら砂糖ではなくハチミツや甘味なしでとるのがおすすめです。

●白湯

●シナモン&純ココア

●ショウガ湯

熱をつくる運動

熱の材料を体に入れたら、次は熱をつくりましょう

体の熱をつくるには二つの方法があります。一つは筋肉を動かして熱を生産する方法。もうひとつは、外部から熱をとりいれる方法です。まずは活動時には80%の熱を生産するといわれる筋肉を動かして熱をつくりましょう。

 スキップ

体の筋肉の2/3は下半身に集まっています。上半身の末端である手を温めたい場合も、足の筋肉を動かすことで効率よく熱を生産することができます。中でもオススメなのがスキップです。

その場で20回から30回、モモをできるだけ胸に近づけるつもりで、腕を大きくふりながらスキップします。

出典:NHKがってん!http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20160713/index.html

いかがですか?膝を上げない場合はゆるやかな運動ですが、モモを高く上げると息がきれるほどの運動になりますね。

スキップは足の骨に刺激が加わるので骨粗鬆症の予防にもなりますし、スリミング、アンチエイジングにも効果があると言われている注目の運動です。でもすでに骨粗鬆症の方や関節に問題がある場合には刺激が強すぎるかもしれませんので、様子をみておこないましょう。

刺激が強い方や、外で待ち合わせしている時など目立ついつでもできるのが「かかと上下運動」です。

かかと上下運動

座位でも立位でもカカトを上下するだけで、ふくらはぎの筋肉のポンプ効果で血行が促進されます。

人間の血液は重力によって約70%が下半身に集まってしまうといわれています。手を温めるには下半身で停滞した血流を心臓に戻してあげる必要がありますので、ふくらはぎの運動が大切なのです。

熱を外から加える

ホットドリンクで温める

Closeup of woman with cup of coffee sitting on sofa at home

温かいマグカップを手にあてるだけでも、温かさが伝わってきて心までホッとしますね。手のひらには体温を調節するためだけの血管「動静脈吻合(どうじょうみゃくふんごう:Arteriovenous Anastomoses、以下AVA)」があり、寒い時にはAVA血管を閉じることで手先の血流を減少させ放熱を防いでいます。

出典:日経Goodday https://style.nikkei.com/article/DGXMZO23689110Q7A121C1000000

ではAVA血管を温めればいいのでは・・と考えがちですが、AVA血管の開閉は脳でコントロールされていますので、脳が体幹に充分な熱があると感じない限りAVA血管は開きません。ですからマグカップやペットボトル、缶のホットドリンクを使って外から熱を加える時は、手ににぎりしめるのではなく、体幹部の大きな血管が通る部位にあてるのがオススメ

・そけい部(足の付け根)

・腹部

・脇の下

・太もも

お湯で温める

近くにお湯が出るなら、手首の上までボウルにためたお湯につけるハンドバスがオススメです。手首には陽池という自律神経を整える重要な経穴(ツボ)があり、そこを温めることで手の冷えに効果的。起床時に指が動きにくい時も、ハンドバスで温めることでずいぶん楽になるといわれています。ホームケアとしてハンドバスをするのであれば、ハーブ、アロマ、ソルトなど様々な入浴剤を楽しめます。⇒ハンドバスとは?基本のやり方と効果

出典:http://www.idononippon.com/blockcalendar/2013/01/31.html

使い捨てカイロで温める

袋を開けるだけで発熱する使い捨てカイロはアウトドアでの強い味方ですが、手が冷たいからといって手に握りしめてもあまり効果は感じないことでしょう。手が冷たい時も体幹部に貼るほうが効果的なのです。

オススメポイントは仙骨:八りょう穴という冷えのツボがある仙骨。下肢への大きな血管と神経が通っています。

Back view portrait of female body at gym

その他、背中(腎臓のあたり)、腹部大動脈(おへその少し上くらい)もオススメです。

ただし使い捨てカイロを貼る時間は20分程度。それ以上長時間の使用や冷え性改善のための常用は危険がともないますので、オススメできません。⇒温活で使い捨てカイロは逆効果?貼り続けると危険な5つの理由

温活で使い捨てカイロは逆効果?カイロが危険な5つの理由

ハーブピローなどグッズを使う

手先がいつも冷たい場合は、首肩のコリが関係しているかもしれません。首肩の筋肉が緊張していると、リラックスしてもいい時間でも脳へは筋肉から「緊張して!」というメッセージが送られ続けます。肩に力を入れて、何かを頑張らないといけない時間が続いていると、脳が誤解してしまうのです。そこで、肩のハーブピローなどで温めると筋肉が弛緩し「リラックスしてもいい時間だよ!」というメッセージを脳に伝えることになり、ようやく指先の血管が弛緩して温かい手になるのです。

温かい血液をめぐらせる

せっかく体温が上がって、脳が指先まで血流を戻していいよ、と命令しても、肝心の血管が指先まで届いていなければ手は温かくなりません。血管がない、なんていうことあるはずない!と思われるかもしれませんが、血流不足が続くと毛細血管はゴースト血管へと変化し、消滅してしまうこともあるのです。そこでゴースト血管から健康な血管に戻すためには上記のような運動や入浴のほか、グーバー運動とマッサージが効果的です。

グーパー運動

Happy kid with paints on hands

  1. 手のひらをグーにする
  2. 息を吐きながら白くなるまでぎゅっと握ります
  3. 手のひらをゆっくり開いてゆっくり息を吐きます
  4. 手のひらがピンク色になるまでくりかえす

ハンドマッサージ


体操と同じように、指先まで丁寧にマッサージして血行促進することは毛細血管を増やし冷えを改善することに役立ちます。また、優しくゆったりとふれることで副交感神経優位に導くことができます。早いリズムや強い圧でもみほぐすのではなく、優しくなでさすることが手を温めるためにはオススメです。

特に皮膚が密集する指の股は、血流が滞りやすいところであり、指間穴と虎口いう脳や内臓の疲れを取り除いて自律神経を整えるツボがあります

ここをつまみだすようにもみほぐすと、すぐに手が温まるのを感じていただけるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?手は温かくなりましたか?

手が冷たいということは、脳が交感神経優位で緊張状態にある、ということ。だから今すぐ温めたい時はリラックスするのが一番!

ということで今すぐ!手を温める5つのステップは・・

  1. 深呼吸して脳にリラックスしていいのだとメッセージをおくる
  2. 熱の材料になる温かいものを飲む、食べる
  3. 熱をつくる運動をする。スキップ、かかとの上下運動
  4. 熱を外から加えて体幹を温める。缶ジュース、ペットボトルなどをカイロがわりに太い血管の通り道にあてる。お湯でハンドバス。使い捨てカイロ。ハーブピローなどの温めグッズ。
  5. 体幹の体温が上がったら、指先まで熱をめぐらせる。グーパー運動・ハンドマッサージ。

ポイントは「手」だけを温めるのではなく、体幹部の体温を上げる工夫をすることと、手指の先の毛細血管に温かい血をめぐらせること。

手を温めると、心もほっと温まる感じがしますよね。それは、身体的温かさと心理的温かさを感じるのが脳の同じ部位(島皮質と線条体)だから。

ストレスで緊張した時ほど、手を温めることで心を緩めることができます。リラックスしたいのに手が温かくならない時は、ぜひ今すぐ!手を温める方法を試してみてくださいね

 

文:一般社団法人 日本エナジーハンド協会 宝官 明子