看取りとは?終末期とは?読み方と意味

看取りとは「みとり」と読みます。

weblio辞書では「病人のそばにいて世話をする。また、死期まで見守る。看病する。」となっています。

2017年度末に病院での長期療養を可能としていた「療養病床」が廃止となりました。移行期間6年の猶予を経て、終末期を在宅で迎えられるような方向へ進められようとしています。

これから増えてくる「看取り」とはどういうことなのか、まとめてみました。

看取りとは?

看取りの「看」は看護の看です。「看」という漢字は、手と目を使ってよりそいお世話をするという意味があります。

人生の最期の時間を、人間らしく豊かに過ごすために手と目を使ってよりそうことが「看取り」です

医療的措置ではなく、唯一無二であるその人の心と体、精神性(スピリチュアリティ)に対し尊厳をもって接し、穏やかに過ごすための日常のお世話やふれるケアをおこないます。

これに対し、医療的なケアを中心におこなうのがターミナルケア(終末期医療)です。

回復の見込みがなく、医学的に余命数ヶ月と診断されると「終末期」に入ったと考えます。終末期がすなわち看取り期にあたりますが、手と目で優しくふれる「看取り」を経験せずに最期を迎える方も大勢いらっしゃいます。

終末期とは?

公益社団法人 全日本病院協会では、終末期を下記のように定めています。

1.複数の医師が客観的な情報を基に、治療により病気の回復が期待できないと判断すること
2.患者が意識や判断力を失った場合を除き、患者・家族・医師・看護師等の関係者が納得すること
3.患者・家族・医師・看護師等の関係者が死を予測し対応を考えること

救急搬送されて、延命措置を施す場合、その後の回復が見込めない場合であっても人工呼吸器が装着されることもあります。一度装着された人工呼吸器を外すことは法律的にできないため、予期しないタイミングで終末期の長期療養が始まることもあります。

いつ、どこで、終末期を迎えることになるかは、誰にも分かりません。幸せな最期を迎えるためにも、若く健康な時期から終末期について家族や友人と気軽におしゃべりする場がとても大切です。

終末期前期(余命宣告~数ヶ月)

医師から回復の見込みがないことを告げられ、本人・家族・関係者が死について向き合う時期。どこで、どのように人生の最期を迎えるかを具体的に考え始めます。

家族も含めショックで混乱したり、落ち込みと怒りを繰り返す時期でもあります。

この時期に取り乱してしまうのは、知らないことへの恐怖、死を受け入れがたいものとして拒絶する考え方が関係しているように思います。

現在の日本では8割が病院で死を迎えます。そのため身近に死を感じる機会が少なく、知らないために恐怖が大きくなってしまうのかもしれません。

終末期中期(数週間)

身体機能が低下し痛みや精神的苦痛が増す時期になります。

医療措置としては、コルチコイドの使用,高カロリー輸液の中止,日常生活援助,スピリチュアルケアが必要となる時期。※1

この時期に良き理解者と人生をふりかえる会話がもてることはとても大切。また、最後の外出など希望を叶えるタイミングでもある。

(※1参考:終末期中期がん患者の希望を支える緩和的リハビリテーション看護に関する検討より)

終末期後期(数日)

いつ亡くなってもおかしくない状態の時期。目と手で看取る最終段階です。

会話ができない状態であっても、肌と肌のコミュニケーションは最期の瞬間まで可能であり、有効です。反応していないようにみえたとしても、肌を通して温かい気持ちは伝わります。

日本エナジーハンド協会

日本エナジーハンド協会

この時期にかけつけた家族が、それまで疎遠だった場合、肌のコミュニケーションを持つということが難しく感じるかもしれません。

どうふれたらいいかわからない、何をしたらいいかわからない、そんなお声もよく聞きます。しかし、ここで触れられるかどうか、自分の想いが伝えられるかどうかで「できることはやった」「きちんと見送ることができた」と感じられるかどうか、その後の家族の人生を大きく左右するのです。

まとめ

2017年度末に病院での長期療養を可能としていた「療養病床」が廃止となりました。移行期間6年の猶予を経て、終末期を在宅で迎えられるような方向へ進められようとしています。

欧米でも最も在宅の看取りが少ない日本で、私達はもう一度「死」を身近なものとして暮らしの中にとり戻す時期がやってきました。

自宅で看取り期を過ごそうと考えた時、医療資格も看護経験もない私達が、どうしたら最期の日々に安寧をもたらせるのか。このサイトでは、その具体的な体験談やケア方法をシェアできたらと考えています。

筆者は、終末期後期から死の直前まで、本人も家族も幸せを感じることができるタッチケアやトリートメントの技術Energy Hand®をお伝えしています。

若く健康で自由に動ける今のうちから、「ふれるケア」を通して健康を増進し、自分という個性を豊かにひろげて「今ここ」を楽しむ仲間を常時募集しています。

最期まで温かいコミュニケーションを楽しむ生き方に興味がある方は「家族みんなで幸せホルモン・オキシトシンを増やす方法~花まるタッチ1dayレッスン」に遊びに来てくださいね

一般社団法人日本エナジーハンド協会 代表 宝官明子